2017年04月23日

日本人の中に日本人としていること

パスポートの更新をフランクフルトで行った。
131ユーロかかったけど、書類さえ揃えていけば、
予定通りに受け取れるし安心。

1点、パスポートの受け取りの場で起きた
小さな出来事が私の心を大きく乱した。
今もこれをどうしたらいいかわからないのだが、
文字化しておこうと思った。
フランクフルトの日本領事館は小さい。
それでも空港のようなセキュリティがあり、
それを終えると待ち合い室で順番を待つという
システム。とても小さな場所なので、激混みは
しないのだが、私が受け取りに行った際には、
5-6人が既に待っていた。開館時間9時ちょうど
くらいに行ったのにさすが日本人、
時間通りだわと思いつつ。

そこで小さな事件は起きた。

順番を待つカードなど何もないのでランダムに
待っている状態になる。ただ誰が事前に来たのか
くらいは、所詮5-6人しかいなければ見て明らか。

そこで、後から来た2人が、待っている私たちを
見向きもせずに突然横入りしてきたのだ。
そんな小さいこと?と思われるかもしれない。
そう、小さいことだ。

その時の私の心の動揺がひどかった。
「日本人なのに横入り?すみませんもなく?」
という期待があった上での、ちょっとしたイライラと
がっかりが自分の心を襲ってきたから。
そしてそれに文句を言えない自分にも辛くなった。
これが日本人じゃなかったら言えるのに相手が
日本人になった瞬間に私は相手に期待をし、
心を読んでしまう。

そう私はこういうのが嫌だったから日本を離れた。
もちろん理由はそれだけじゃないけど、これが私の心を
疲弊させていったのは事実だからだ。

日本に帰ると、日本人同士であるが故に相手に日本人
であるべき行動を期待してしまう。30年も日本で生まれて
教育受けて生活してしまったがゆえに、これがどうしても
抜けない。東京でもレジの列に待っている際によく起きて
いたこういう小さな衝突。

ここはドイツなのに、こうして日本人が集まるとこういう
嫌な「日本人」としての規律みたいなものを求めてしまう。

だから私は知らない日本人と集合体になって会うのを
避けている気がする。もうこういう自分に縛られたくないし、
相手に期待してがっかりもしたくない。

すごく小さなことなのに、日本人の間で疲弊する自分を
感じた。その日、一日中考えていた。私のこの考えは、
この感覚はいつか消えてくれるだろうかと。
posted by Logray at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 5-5. フランクフルト生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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