2017年04月17日

日本人が欧州で就職した場合のデメリット

海外就職、ヨーロッパ就職などというとやたら聞こえがいいので、
とってもポジティブに聞こえて、ネガティブな面が全く見えなく
なったりもすると思う。

私はフランスでの就活、ベルリンに来ての就活などなどで
洗礼を受けて、お、これは…っていう実体験で理解出来た
タイプなので、ポジティブに見ちゃう人がいるのは分かる。

でも私の場合、日本在住でから日本から応募して
ベルリンのスタートアップでのフルタイムのお仕事を
ゲットしたしまったラッキーなタイプでもあったので、
ポジティブに考えてしまってもしょうがないよねーと
自分を慰めている。

仕事をゲットするのが難しいだけではない。
問題は、ゲットできる仕事の質と給料と、ポジションと
そういうことだ。

ヨーロッパで現地就職して、日本よりも高い給料、
好待遇をゲットできたなんて人、少なくとも私は
聞いたことがない。

なぜか?

散々このブログにも書いてるけど、
1. 税金
2. 日本を出たことない日本人にここで仕事はない
3. ゲット出来ても欧州市場を知らない日本人に
高給出す会社なんてほぼない。

これ、本当によく考えてみるべし。

海外就職したい理由が「キャリアアップ」
「かっこいい」などである場合、海外就職は
やめたほうがいい。確実にキャリアダウンになるし、
給料もポジションも下がる。
その下がり方は、もちろん人に寄るけど、日本で
稼いでいれば稼いでいるほどに、欧州に来た際の
年収の下がりっぷりは危険だ。

私は最初、このギャップを理解する、受け入れる、までに
時間がかかった。無駄にMBAなんて取得しまったからに、
余計な期待までしてしまうのだ。無駄なプライドとしか
言いようがない。

欧州に日本人向けの職はない。

したがって、現地のニーズに合わせる、何とか自分が
そこでやっていける仕事を見つけるしかないのだ。

だから、日本で稼いでいる人が現地就職なんて目指そうものなら、
すぐに仕事のなさ、面接に呼ばれなさ、欧州人との比較で
劣等感、手取り給与の低さを実感する。MBA後、日本人で
こちらに残るとしたら、こういうすべてを受け入れられる人
だけ。キャリアアップは、二の次にしないと仕事が、仕事
そのものが見つからないからだ。

そして次に気づくこと。
周りのドイツ移住者たちが、給与に文句を言わない。受け入れてる、
現地に長期滞在しようとする。なぜか?

例えば、私の周りにスペイン人がたくさんいる。
スペインという母国、食べ物がおいしくて、気候も良くて、
言葉も通じて快適な国からなぜドイツに来るか?
自分の国に仕事がない or 仕事があっても食えるレベルの
給与がもらえないなどの理由だったりするのだ。

他にもいろんな国からドイツへ移住してくる。
ドイツよりも経済レベルが低い国から来れば、給与は
上がるし、福利厚生もあるし最高だろう。
実際、南米から来てる同僚・友人たちは、こちらの
給与に本当に満足してたりする。それがベルリンの給与
であっても、自国の給与や待遇より明らかに良いからだ。

ただ日本を含めた、経済的に既に豊かな先進国から
来た場合、しかもその国である一定レベル以上
稼いでいたりすると、ドイツに来たら愕然とする。

もちろん給与だけじゃない。
人生お金だけじゃなく生活も大事だ。

私も含め、東京でお金を稼いで毎日長時間働いて、
その稼いだお金を散財して、何かを削って生きている
あの生活を変えたい。そんな気持ちで来る人だって
いる。もしそれが優先順位の高いところにいたら、
ここは幸せだろう。

だからこそ、日本で「成功」してればいるほどに、
海外就職はおすすめしないのだ。日本での成功とは
全く違う現実が待っているからだ。

お金やキャリアアップが望みなら、駐在になるが
宜しと思うなり。
posted by Logray at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 5-3. フルタイムのお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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