2017年02月13日

在宅仕事の賛否

ベルリンに来たばかりの頃にフリーランスを1年やってみて、
うーん自分にはフリーランスの形態が向かないなと思った。

ここはあくまでも好き嫌いだったり、生活スタイルなど、
個人の嗜好の問題なので、やってみないと分からないもの
だったりする。

私がその経験の中で感じたことの1つに、
「コミュニケーション問題」があった。

フリーランスとして働いている会社の一つ、
まだ設立数年の小さなスタートアップだった。
小さなオフィスを南欧州のとある都市に構えており、
そこで10人前後は働いていた。

私はマーケティングを担当していたので、やりとりは
基本オンラインのみ。MTGも開催されることはなく、
全てがチャット・文字上でのやり取りだった。
それでも、社員のほぼ8割がノマドという会社だったこと、
社員・フリーランスが世界中に散らばっていることもあり、
それだけでも十分にやり取りできていた。

ただある時、マーケティングチームの一人が突然に
昇進した。何事かと思った。何の前触れもなく知らされた
人事。同じ仕事をしているだけだと思っていたのでショック
だった。

仕事を続けている間でも、会社がどの方向に向かっているのか
分からなくなっていったし、その当時のあの給料では、とても
継続し続けるのが難しかった。顔の見えない間柄で、給与交渉
をするのも難しくモヤモヤしている間に、私は別の会社で
正社員の仕事をゲットした。

顔の見えないコミュニケーションを続けるというのは、
会社にあまりメリットがない。会社側にとっては、
フリーランスを雇って低コストでやりくりできたと
思うかもしれない。ただそこには会社に対する熱い気持ちや
伸ばしていこうという意欲が芽生えない。スタートアップなら、
競争の激しい業界なら、ものすごく大事なことだ。

今私が抱えている問題も、同じオフィスなら起きないと
思う。肩を並べて、いつでも簡単に質問出来る状況、
一緒に進捗を確認できる状況、これがあるだけで
プロジェクトの成功率は飛躍的に上がる。

ノマドがもてはやされているが、それは状況によって
上手くいかないこともあるというのを私たちは知るべきだ。
顔が見えないコミュニケーションリスクを。
私は基本的に、反・在宅勤務なので、今回のIBMのニュースを見て、
そうそう、これが向かうべき方向だって思った。

IBM's Marissa Mayer moment: Staff ordered to work in one of 6 main offices – or face the axe

お子さんがいる人や、家族の介護が必要だったり、そんな
特定の状況では在宅勤務が許されるべきだし、幅広い働き方が
あっていい。上記のIBMのように業界の生き残りにかけて戦う場合や、
新しいプロジェクト、スタートアップなどにおいては毎日意見を
身近で交換できるそんな場が必要なのだ。

と体験談を述べてみた。
物事には両面がある。
posted by Logray at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 5-3. フルタイムのお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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